松山市で歯医者を探している方向け!子供はいつから矯正歯科を始めたら良いか?
永久歯の生え始めから
子供は、永久歯が生え始める頃から矯正治療を始めると良いとされています。永久歯の生え始めから生え終わりにかけて行う歯列矯正は「一次治療」と呼ばれており、顎の成長を利用しながら永久歯が綺麗に生えそろうようにすることが目的です。
この時期に治療を行うメリットとしては、成長を利用しながら治療を行うため子供への負担が少なく、永久歯を抜歯せずに済む可能性が高まることです。また、正しい顎の成長を促し、出っ歯や受け口を防げるのも一次治療の利点です。
永久歯が生えそろった時期
永久歯が生え揃った時期から始める歯列矯正は二次治療と呼ばれ、歯並びだけでなく噛み合わせの改善を目指します。使用する矯正装置や治療方法は大人と同じで、子供の歯列に合わせて適切な計画を立てるのが特徴です。
顎の成長を利用しない二次治療は大人になった後でも受けられますが、虫歯や歯周病のリスクを考えると子供のうちから治療を完了しておいた方が負担が少ないでしょう。また、歯並びが改善することで笑顔に自信が持てるようになり、精神面でも子供にポジティブな影響を与えられます。
早期治療が必要な子供の歯とは?
子供の口腔状態によっては、通常より早く治療を始めた方がよい場合があります。例えば、一般的に「受け口」や「顎しゃくれ」と呼ばれている「下顎前突」のように、骨格に問題がある場合は早期の治療が必要となるでしょう。
特に、上顎骨は成長スピードが速いため、上顎骨に異常が認められる場合は永久歯が生え始める前の4歳前後から治療をスタートしても早すぎるということはありません。歯科矯正の専門医と相談しながら、適切なタイミングを見計らって治療を開始してください。